NHK vs 民放:経営者が見るべき朝のニュースはどっち?

こんにちは
御殿場市で経営コンサルタントをしている中小企業診断士の千葉です。
このブログでは中小企業経営者の皆様に役立つ情報を発信しています。

突然ですが、皆さんは朝どのようなテレビニュースを見ていますか?


「世の中のことをしっかりと把握したいのでNHKを見ている」
「民放のニュース番組を見ている」
「最近はスマホで情報をインプットしているので、そもそもテレビを見ていない」

いろいろな方がいるかと思いますが、実は私はエンタメ要素の多い民放のニュース番組を見ています。

経営や経済を知っていなければならない私が、なぜ民放のエンタメ要素の多いニュースを見ているか疑問に思った方も多いかもしれませんが、実はしっかりとした理由があります。

それは、ニュースのエンタメコーナーから経営や事業のヒントを得られるケースが非常に多いからです。

NHKのニュースはノイズが少なく、民放では取り扱わないさまざまな経済ニュースも取り扱うので、世の中を知るうえで非常に良い媒体だと思います。
ただ、それでも私は民放のエンタメ要素の多いニュースを推したいです。

経営や事業のヒントになる具体例を挙げて説明します。
先日見た朝の民放ニュースのワンコーナーで、

「新年度で何か新たな習慣を始めましたか?その習慣は、約1ヶ月ほどたった5月の今も続いていますか?」

と街の人々に質問する、よくある街頭インタビューのコーナーがありました。

そのインタビューの回答としては、

①「ダイエットを始めたが、ジムトレーナーのプレッシャーが強くて辞めてしまった」
②「スムージーを毎朝飲むようにした。美味しいし簡単に作れるので続けている」

といったものが放映されていました。
このようなさりげないニュースの中に多くの経営のヒントが隠されています。

例えば、①の例では

「ジムのトレーナーは、顧客に良かれと思ってプレッシャーを与えるような接客をすると辞めてしまう。 では、プレッシャーを与えないように続けさせるにはどうすればよいか?」

と、接客内容を改善する材料になります。

また、ダイエットやトレーニングのサービスを提供しているだけでなく、他のサービス業でも同じように考えることができるのではないでしょうか?

②の例では

「美味しさと手間が少なければ続けてもらえる。自社のサービスに展開できないだろうか?もっと美味しさの追求や手間をなくすことはできないだろうか?」

といった視点で、全く違う業界の製品やサービスへの感想を自社の製品やサービスに結びつけることで、自社製品やサービスの改善や新たな発見につながります。

これを「アナロジー思考」といいます。

NHKのニュースでは、経産省の出したデータなどが取り上げられ、世の中全体の流れや景気などを把握するうえで非常に重要です。

しかし、民放ニュースのエンタメコーナーなどで取り上げる話題は、顧客の声やリアルなトレンドなどを把握することができ、「アナロジー思考」を用いながら見てみると、経営や自社サービスに役立つ内容があふれています。

ぜひ今後の経営に役立てていただければと思います。

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